FXは危険というけれど
FXは投資商品の中でも危険なものだとおっしゃる方がいますが、これは本当のことでしょうか。事実から考えてみると、もし本当でしたらFXはこれほどに多くの日本人に受け入れられることはなかったことではないでしょうか。では、なぜ危険なものといわれるのでしょうか。それはリスク管理を怠って損失を出した投資家がいたからです。
手形割引にどれだけの意味があるのであろうかと思う。もちろん、融資の一つの形であるので、融資残高を伸ばすことに貢献するのであろうが、もともと手形の期日が金融機関から見れば短期になってしまうため、一時しのぎでしかないのである。しかし、手形割引ほど頼みやすいものもないので、この手形割引に頼ってしまうのであろう。
シンガポールはアジア地域のMICE(ミーティング・インセンティブ・コンベンション・エキシビション)業界で高い優位性を持つことで知られる。国際的な会議・展示会を開催できる大規模施設が複数あることや、官民挙げての強力な誘致活動など産業発展に必要な条件が整っていることが強みだ。昨年カジノ総合リゾート(IR)2カ所が開業したことも追い風となっている。各施設は競争しながらも強みを持ち寄り、相互に補完し合っている。各社の事業戦略を追った。
チャンギ空港近くにあるシンガポール・エクスポは東南アジア最大規模の展示スペースを誇るMICE施設として知られるが、昨年IRのマリーナ・ベイ・サンズ(MBS)、リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)にそれぞれ大規模会議・展示施設がオープンしたことで優位性が揺らぎつつある。
こうした動きを受け、エクスポが同業他社との差別化を図る上で力を入れているのは「効率的な施設運営」だ。広報担当者によると、最近はイベント主催者がより高い投資収益率(ROI)を追求する傾向があり、複数の関連イベントを同じ敷地内で実施するケースも増えていることから、国際規格ISOの取得などを通じて施設の品質管理を徹底している。2008年には品質管理システム「ISO9001」の認定を受け、最近ではBSI(英国規格協会)が発行する事業継続マネジメント(BCM)実現に向けた規格「BS25999」やシンガポールのBCM規格「SS540:2008」を取得。後者の2規格を持つMICE施設は世界初という。
またスムーズなインターネット接続や最新技術を導入した照明・映像システム、手厚いコンシェルジュ・サービスなどイベントの舞台裏でも細かい配慮を施している。展示面積はすでに約10万平方メートルを誇るがさらに拡張する計画で、現在建設中の新展示会スペース「MAXアトリア@シンガポール・エクスポ」は2012年初めに完成予定。最新AV(音響・映像)機材や照明・音響設備を整えた会議・展覧会場23室を備え、建築・建設業管理局(BCA)が環境に優しい省エネビルに適用する「グリーン・マーク・プラチナ認証」基準に適合した施設となる。
■硬軟すみ分け
エクスポと並ぶ域内有数の展示場として知られるサンテック国際会議&展示センターでは、これまでアジア太平洋経済協力会議(APEC)や世界銀行・国際通貨基金(IMF)年次総会など世界的な大規模会議、国際展示会が開かれてきた。展示面積は約2万4,000平方メートル。都心部に位置し、周辺には商業施設や複数の5つ星ホテルなどがあることから、付近の施設と集客相乗効果を図れることが強みだ。
ただ同じく都心部にMBS、RWSができたことで厳しい競争を迫られているのはエクスポと変わらない。展示面積もMBS(12万平方メートル)、RWS(6万190平方メートル)と比べ見劣りする。こうした状況下でサンテックが売りにしているのは、豊富な実績だ。同社の広報担当者はNNAに対して「顧客ニーズに細かく対応できる経験豊かなスタッフをそろえている。飲食部門は給仕のタイミングなどイベントのスムーズな進行を支えるサービスを徹底しており、会場設営サービス部門は安全性の確保や顧客の求める雰囲気作りに努めている」と説明。「すでに国際市場でサンテックのブランド力が確立されていることや、米イベント企画・運営会社MCIグループ、RWSなど業界各社と提携していることも強み」と話す。RWSとは各種イベントの開催で提携。顧客はサンテックで見本市や各種会議を開き、同時にRWSで各種娯楽イベントを開くことができるというすみ分けも目指す。
一方、新規参入したRWSは、同業他社にない独自性としてアジア最大の宴会場やユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)の存在を挙げる。「会議・イベント開催後に隣接するテーマパークで遊べるという世界でも珍しいMICE環境を生かしたい」(RWSの広報担当者)考えだ。
■各社とも強気見通し
UIA(国際団体連合)の統計によると、シンガポールは国別の国際会議開催件数(09年)で世界2位、都市別では世界1位と圧倒的な存在感を示している。国別1位の米国をはじめ欧州諸国を抜いてシンガポールが上位につけた背景には、国を挙げてのMICE産業振興やイベント誘致、運営業者の育成、治安の良さなどが挙げられる。昨年国内で開催されたMICE関連イベント件数は約4,300件(NNA調べ)。IR開業で前年から約20%拡大した。サンテックは9%増の1,536件。RWSは約1,500件強、エクスポは約600件、MBSは約700件となっている。
今後の見通しについては、各社とも強気の見方を示している。「アジア地域の力強い経済成長に伴い、貿易、投資が伸びることでMICE産業も恩恵を受ける。競合他社が増えることも健全な競争を促す」(エクスポ)、「シンガポールはすでにアジアのMICE産業で一歩抜きんでている。成熟した産業は業界各社の提携、サービス向上を促し、国全体の競争力強化にもつながる」(サンテック)といった声が聞かれる。毎月1,000件以上の照会が寄せられているというRWSは、今年に入りすでに約500件のイベントが開催されている。今後はリピーター客を増やしたい考えだ。
シンガポール政府は観光業振興に力を入れており、2015年までに来訪者数を05年実績の2倍にあたる1,700万人、観光収入を同3倍の300億Sドル(約1兆9,600億円)にする目標を掲げている。MICE産業はこのけん引役となる見込みだ。競合するよりも相互に強みを補完し合い業界発展を目指す各社は、政府目標の達成に加え、世界市場での揺るぎない地位確保に向けて大きな役割を果たすことになるだろう